vol.39 「おぜめにあう」編
2012年12月 1日
ちょっこーがなかいご無沙汰しちょりました! 第39回の放送は「おぜめにあう」。聞いてね。
vol.39 「おぜめにあう」編 テキスト
- おがっち
- 「ぜんぜんまいこぉ~」
ごきげんよう、おがっちです。この番組は島根県松江市のWillさんいんスタジオからお送りしています。
今日のお題は出雲弁で「おぜめにあう」意味は「ひどいめにあう」と言うことですね。
出演は安来のおじ、浜田真理子、そして私おがっちです。それでは「ぜんぜんまいこ」いってみましょう。 - 浜田真理子(以下、真理子)
- はいっ。久しぶり。ふふ。
- 安来のおじ(以下、おじ)
- おお、久しぶりだね。
- おがっち
- ふふ、久しぶりだね!
- 真理子
- ふふふ。
- おじ
- あ、嘘だわ。
- おがっち
- 嘘だわ。
- おじ
- そげん、久しぶりでもないわ。
- おがっち
- そうでもないわ。
- 真理子
- ふふふ。
- おがっち
- 寒くなりまして、すっかり。
- おじ
- ふん!
- 真理子
- すっかりね、はい。
- おじ
- そ~で?
- おがっち
- 今日のお題は
- おじ
- ふん!
- おがっち
- 「おぜめにあう」
- おじ
- 「おぜめにあう」
- 真理子
- 「おぜめにあう」おじぇめじゃない?
- おがっち
- おぜめだね。
- 真理子
- おぜめだ。
- おがっち
- おじぇめだね。
- 真理子
- おじぇめだね。おじゃ~おじぇめにあったでや~みたいなね。
- おがっち
- おじぇめにあうだね。
- おじ
- 上手だね~。
- おがっち
- ま~ずま~ずおじぇめにあったわ~。だわね。あたわ~。
- 真理子
- あ~たわ~。あたわ~。
- おがっち
- あたわ~だが~。あはっははは。おじぇめにあたわ~。あはははは。
- 真理子
- あはははは。小さい「っ」。
- おじ
- 君たち、本文、本題。
- おがっち
- ひどいめにあうと言う意味ですけれども?
- おじ
- あの~あった?しゃんこと、人生で。
- 真理子
- う~ん。ある?
- おがっち
- 人生で?
- 真理子
- あたし、あんまりないかな~?ていうかもう忘れた。
- おじ
- 僕もあんまり~。
- おがっち
- あはははは。そんなひどいめにあったこと、忘れたね。
- 真理子
- そんなおじぇめにあったことあ~かいな?
- おじ
- そんな、終わる?
- 真理子
- あはは、いやいや。
- おがっち
- ははははは。
- おじ
- すぐ終わる。
- 真理子
- 駄目でしょ。はは。
- おじ
- そんなら、あの~私ね、そげだ。こないだあの~、歯医者に行ってね。
- おがっち
- でた!歯医者ネタ。
- 真理子
- そりゃ、おじぇわ。
- おじ
- あの~あれだわね、あの~。虫歯が。奥歯が虫歯が。
- 真理子
- うわ~。
- おがっち
- 奥歯が虫歯。
- おじ
- うん、これがあの~、なかなか大変で。
- おがっち
- 大変で。
- 真理子
- なんで言い直してる?
- おがっち
- ふふ。
- 真理子
- 標準語だに。
- おがっち
- 通訳いらんかった?へっへっへ。
- おじ
- これが、神経を抜きましょうと言う話になって。
- おがっち
- あ~。
- 真理子
- あ~。
- おがっち
- 神経抜くの大変だが。
- 真理子
- ある、ある、う~ん。
- おじ
- そいで~、神経抜くときはまだ良かったわね、麻酔で。
- おがっち
- ふ~ん。
- 真理子
- ふ~ん。いっぱい刺すやつでしょ?なんかちっちゃいもん。最初麻酔かけるとき。
- おじ
- そうそう。そりゃ、いいわね。
- 真理子
- うんうん。
- おがっち
- 麻酔かけて。
- おじ
- それで、その神経が一つの歯に対して、三個神経があるらしい。
- 真理子
- は~、そ~なの~?
- おがっち
- へぇ~。
- おじ
- きゃん風になっちょう。
- おがっち
- きゃん風にって三本指で。
- 真理子
- あはははは。きゃん風に。
- おじ
- そいで、この穴のな、ここの神経に詰め物さんといけんらしいわ。
- 真理子
- あ~、なんかあ~ね。
- おがっち
- それぞれの神経に。
- おじ
- ここからさらに悪くならんやに。
- 真理子
- ふ~ん、なるほど、あれ痛い。
- おじ
- それを埋め~時がえらい痛い。
- 真理子
- 痛いが。
- おがっち
- 神経のね~
- 真理子
- つんつんてやるでしょ。
- おがっち
- つんつんて。
- おじ
- そげ。なんかね~、こ~。
- おじ
- こ~って言われてもわからんかもしれんけど。ははは。
- 真理子
- ふふふ。
- おじ
- あ、そう?あの一番最初、先生とお話しちょってあの~、ま、あんた、今日が一番大変ですけんって。
- おがっち
- ふん。
- 真理子
- へ~。
- おじ
- 今日クリアすればあとはもう楽だけん、今日はちょっと頑張って下さいねなんて言われちょった。
- 真理子
- ふ~ん。
- おじ
- そしたら。
- おがっち
- 神経を抜く!
- おじ
- いや、だけん、抜いたあとだっちゅーに。
- おがっち
- 抜いた後の話。
- 真理子
- ふふふ。
- おじ
- この二本を
- 真理子
- また、指だしちょられ~。
- おじ
- 神経の
- おがっち
- 三本指。人指指、中指、薬指。この三本を立てております。
- おじ
- 二つが痛いながらも、一応埋めたわね。
- 真理子
- うんうん。
- おがっち
- 手前の二つ。
- おじ
- あと一本ですからね~、なんていっちょ~なるけん。
- 真理子
- うんうん。
- おがっち
- 一番奥の神経を、もう一本を埋めらんといけん。
- おじ
- 一番奥の神経埋めるのが、あの~、なんて言うのあの~、奥すぎて。
- 真理子
- ふふふふ。
- おじ
- 先生、なんぼやっても「う~ん、駄目だな~」なんて
- 真理子
- ふふふふふ。
- おがっち
- ふふふふふ。
- おじ
- 「もう、どうしようかな~。」なんつって、もうほんとに、ほんにきゃん感じで。
- おがっち
- 困っちょられた?
- 真理子
- ど~ゆ~?奥すぎてってどうゆうこと?ずっと入ってしまうってこと?
- おがっち
- 下の奥ってこと?
- 真理子
- 詰めたら、足まで?
- おがっち
- 奥が深くてってこと?
- おじ
- いや、ここ埋めて、わからんけどね
- 真理子
- 埋まらんかった?なんぼでも。
- おじ
- あ~、そげ。
- おがっち
- いつまで経っても。
- おじ
- 手がこういう風に入らんだったんだわね。
- 真理子
- あ~、そういうことか、あ~。
- おがっち
- ま、こういう風に。ははは。
- 真理子
- すごい手でやっちょられ~けど。
- おがっち
- これを聞いておられ~人はわかるんですかね?
- おじ
- ラジオの意味ある?これ?
- 真理子
- すごい両手使ってやっちょられ~。
- おじ
- これがね~、手が入らんで。
- 真理子
- 口の中で。
- おじ
- そうそうそう。
- 真理子
- 奥歯すぎて。
- おがっち
- 口の中の奥すぎて。
- 真理子
- も、えらい口広げちょったでしょ?
- おじ
- も、ホントだよ~。
- おがっち
- えらいが、口、ずっと開けちょ~の。しかも奥はえらいが。
- 真理子
- 奥はえらい。
- おじ
- 頑張ってねなんてびよ~んなんて。
- 真理子
- ここ、跡がつくが。終わってから。
- おがっち
- お願い、口閉じさせてみたいなね。
- おじ
- ああ、それで。
- 真理子
- 痛かったら言ってください。「ふあい」みたいな。
- おがっち
- ずっと痛いけどみたいなね。
- おじ
- 言って下さいって言われたって困~が。
- おがっち
- しゃべれんしね。
- おじ
- そいで、あの~、困ったな~なんて先生がもう泣きそうになって
- おがっち
- 一番奥の神経が届かず
- おじ
- 女の子の先生でね。
- 真理子
- あららら。
- おがっち
- 女子の先生。
- おじ
- あの、これど~しよ~なんて困ってしまわれてね、う~ん、これはもう一回だななんつって。
- 真理子
- え~~。
- おじ
- もう一回この穴をもっと広げて。
- 真理子
- あ~~。
- おがっち
- あ~、また!?
- おじ
- そいで、今日はもうおしまいにして
- 真理子
- ははは。
- おがっち
- ははは。
- おじ
- 次の時に一からやりましょうなんて。
- おがっち
- え~、また!?
- 真理子
- え~~。
- おじ
- うっそ~、がっくり。
- 真理子
- 後の二本はいいの?
- おじ
- いや、結局後の二本ももっかい埋められたわね。
- 真理子
- あ~、そげかね。
- 真理子
- やり直し?
- おじ
- そげん、今日が一番えらいよって言われた後に、今日のは無しにしましょうって。
- おがっち
- またえらいよ、次回って話?
- おじ
- えんや、それがつい数日前、おじぇめにあったわ。
- 真理子
- うわ~、大変だったね~。
- おがっち
- で、そん時はちゃんと埋まった?
- おじ
- いんや、埋まったけど、もう死ぬやな思いだった。
- 真理子
- ふふふ。
- おがっち
- 一番最高の日
- 真理子
- 汗びっしょりだった?
- おじ
- もうびっしょりなんてもんじゃ、も、けぇ~、汗びっしょり、禿げびっしょりみたいな。
- おがっち
- ははははは。
- 真理子
- ピカピカしちょった?
- おじ
- ま~、照りまくりだわ。
- 真理子
- はははははは。
- おがっち
- おじぇめにあったね~。
- おじ
- あ~、ま、これおじぇめにあった。
- 真理子
- 歯医者ネタはおぞいが~。
- おがっち
- 歯医者はおぞいが~。おぜめにあうわ~、それは。
- 真理子
- なんかしらんけど、優しいけど。
- おがっち
- あ~、気をつけてよ~。
- 真理子
- はい。
- おがっち
- 「おぜめにあう」
- おじ
- 「おぜめにあう」
- 真理子
- 「おぜめにあう」
- おじ
- 関取!麻酔山!
- 真理子
- は?
- おがっち
- は?麻酔の話だ。
- ぜんぜんまいこ、この番組はWillさんいんの提供でお送りいたしました。
- « 前のエピソード
- vol.38 「なんてていわれの」編
- 次のエピソード »
- vol.40 「おやかたし」編