vol.9 「ひょうげまつ」編
2010年6月21日
第9回の放送をお届けします。おれたち、ひょうげまつ!
vol.9 「ひょうげまつ」編 テキスト
- おがっち
- 「ぜんぜんまいこぉ~」
ごっきげんよう、おがっちです。この番組は島根県松江市朝日町にありますWillさんいんスタジオからお送りします。
今日のテーマは出雲弁で「ひょうげまつ」です。意味は、ひょうきん者ということです。
出演は安来のおじと浜田真理子、そして私おがっちです。それではいってみましょう! - おがっち
- はいっ、今日は出雲弁で「ひょうげまつ」ですね。意味はひょうきんな人。「まつ」というのは者...ひょうきん者...そんな感じ。
- 安来のおじ(以下、おじ)
- そうだねぇ~。
- おがっち
- ひょうきん者=ひょうげまつ。
- おじ
- 出雲弁は、最後にこの「まつ」が付くやつ...あとは「ほうけまつ」とかね。
- おがっち
- ほうけまつとかね。
- 浜田真理子(以下、真理子)
- う~ん...「ちょうしまつ」とか?
- おがっち
- 「ちょうしまつ」とか。
- おじ
- あらなんで「まつ」になるんでしょうかねぇ~。
- おがっち
- なんとか者、ね。「ほうけまつ」は訳すと...
- おじ
- あのぉ~~~
- 真理子
- 大体「ほうけ」が...。
- おがっち
- 「ほうけまつ」は、なんだかいね?
- 真理子
- なんか、ぼぉ~と...
- おがっち
- 訳すと、ぼぉ~っとしている人。
- 真理子
- 私、「ほうけ真理」って言われちょった。
- おじ
- まずぅか!?
- おがっち
- 「まつ」が「真理」になって。
- 真理子
- あの、ぼぉ~っとしてて、
- おじ
- ふんっ。
- 真理子
- 授業中に、先生に「ほうけ真理」って言われて...。
- おじ・おがっち
- ほぉ~っ。
- 真理子
- ふふっ。まっ、そんだけですけど。
- おじ
- なるほど。
- おがっち
- もう「ほうけまつ」でいけんわぁ~って、忘れ物したときとかね。
- 真理子
- うん。ほうけっちょったわ~って。
- おじ
- なんで「まつ」が、あのぉ~
- 真理子
- 無法松みたいな「まつ」じゃない!?
- おがっち
- あっ、その「まつ」だぁ~か!木偏の松。
- おじ
- あっ、そげだわ!!
- 真理子
- 松江の「松」だぁ~か。
- おじ
- 松江だけん「松」付けちょ~??
- おがっち
- 違う、違う。
- 真理子
- 違うでしょっ!
- おじ
- それがあの!
- おがっち
- 「ひょうげまつ」
- 真理子
- なんか名前にしてんじゃないの?「ほうけまつくん」って。「おそ松くん」みたいな。
- おがっち
- なんか、そういう相性的なもので。
- おじ
- はっ、はぁ~~~っ。
- おがっち
- 「怪物くん」みたいなね。
- 真理子
- それは違うでしょ。それは意味が分からん。
- おがっち
- ということで「ひょうげまつ」な話がありますか?
- おじ
- ひょうげ...あのぉ~、わたしゃ~
- おがっち
- ひょうきん者の話。安来のおじって、子どもの頃「ひょうげまつ」だったぁ?
- おじ
- いんや、いい子だったけんねぇ~。あんま関係ない。
真理子が、あのぉ~。 - おがっち
- こんな感じなのに、子どもの頃は割合「ひょうげまつ」だった?
- 真理子
- 私「ひょうげまつ」っていうか...。「ひょうげまつ」って結構あれでしょ...「でべそ」みたいな。出たがりみたいな。
- おじ
- あ~、でたがり...。
- おがっち
- 「ふとばいしょ」ともいう。
- 真理子
- でたがりのことを「でべそ」っていうんだけど...。
- おがっち
- でたがりくんっていうか、人の前でちょっとおどけるくんっていう。
- 真理子
- でたがりで、ウケると調子にのる。
- おがっち
- そうそう、調子にのるっていう。
- 真理子
- いや、それじゃない。
- おじ
- はっ、どんな?どげなもんだった?
- おがっち
- どげな松?
- 真理子
- 私、フツーの明るい子。
- おじ
- 明るい松??
- 真理子
- ハイジみたいな子!
- おがっち
- ハイジ松!?
- おじ
- うっそぉっ~!!
- おがっち
- ハイジ松!!
- 真理子
- 「ペーター!!」みたいな子だった。
- おじ
- うっそぉっ~!!
- おがっち
- ハイジ松...(笑)
- おじ
- そんなら、友だちにクララ松もおった?
- おがっち
- きゃははははっ!「クララ~」
- 真理子
- 「クララが立った~!」みたいな。
- おじ
- うっそぉっ~!!
- おがっち
- よ~ろ、よ~ろ、よろ...っんもいい?
- 真理子
- もういい。
- おじ
- ほんなら、お父ちゃんはオンジ松みたいな人とがったかね?
- おがっち
- もういいんけんっ(笑)
- 真理子
- なんで、お父ちゃんだね(笑)
- おがっち
- かっちょいいやら...(笑い転げる)
- 真理子
- あぁ~あぁ~、(おがっちが)ツボに入ったぁ~。あぁ~あぁ~。
- おじ
- はっ、こ~から、誰もの名前に「松」付けたらいいだない?もしかして!
- おがっち
- 真理松とか、
- おじ
- はぁ~っ。
- おがっち
- おがっち松とか?
- おじ
- あっ、いいがな、そりゃ!
- おがっち
- 安来のおじ松。
- おじ
- ふぁんっ。
- 真理子
- おじ松がいいねぇ~!おじ松が。
- おがっち
- おじ松。
- おじ
- おっ、いいねぇ~!!
- 真理子
- 安来、おじ松。
- おじ
- ふぁ~~~!?ちょっと、いいね、それ。
- 真理子
- あんま良くないよ。
- おがっち
- 良くないよ。
- おじ
- 浜田、真理子松ぁ。
- 真理子
- なんか真理小町って、なんか、なんとか小町みたいで良くない?
- おがっち
- 「こまつ」だけどね。
- 真理子
- 「こまつ」だわ!秋田小町みたいな。
- おがっち
- あはははははははっ。
- 真理子
- 今日、ウケすぎだない?
- おじ
- ウケすぎだと思う...。
- おがっち
- あ~、苦しい...。
- 真理子
- 何か、何かに触れたんんだよね?
- おじ
- 触れたんだね。
- おがっち
- 涙が出~やなわ。
- 真理子
- なんで座った!?
- おじ
- はぁっ!?!?
- 真理子
- なんで座った??
- おじ
- たいぎになったけん、座った。
- おがっち
- 安来のおじって基本的に、これを録音するときに中腰なんだよね~。
- 真理子
- うん。
- おがっち
- みなさんにお見せできないんですけど。
- おじ
- ふぅんっ。
- 真理子
- 1本のマイクでやっているので、声量に合わせて、マイクの距離がぁ...。
- おがっち
- 自分で調節みたいな。
- 真理子
- 私はものすごい近いんだけど。
- おじ
- まぁ、基本的に1本松。たっ、たっ、立て松でやるぅ?
- 真理子
- 「松」付けりゃいいもんじゃない。
- おがっち
- 意味が分からんし~。
- 真理子
- おがっちさん、泣いてますけど。
- おじ
- 泣いてますけど松。
- おがっち
- 泣き松。はははははぁ~。
- 真理子
- そんな笑うほどの...ことじゃない。
- おじ
- そんな笑うことのことだない松。
- おがっち
- 苦しい松。
- 真理子
- だらでいけんわ。
- おがっち
- 泣いちょ~。
- おじ
- なんかあのぁ~。
- 真理子
- 「ひょうげまつ」はどうなった?
- おがっち
- 「ひょうげまつ」はね~。
- おじ
- あの、アニメのシリーズでね、
- おがっち
- なに?アニメの話?
- おじ
- なんかあの~「そうなのだっ」とか、「そうだすぅ」とか、「そうでがんす」とか...。あの、いろいろ最後にあ~がぁ?
- 真理子
- 「そうでらっしゃい」とか。
- おがっち
- 「そうなり」とか。
- おじ
- うぉんっ。未だに「松」はないだない?
- 真理子
- 松?
- おがっち
- そうで松。
- おじ
- こりゃ、いいで松よ。たぶん。かっ、これから全国的に流行るで松。
- 真理子
- 流行らん、流行らん。
- おがっち
- キャラじゃないしオレたち。アニメじゃないし。
- 真理子
- なんで流行らすか分からんし。
- おじ
- ちょっと流行らせたいねぇ~。
- 真理子
- いんやぁ~。。
- おがっち
- 「ひょうげまつ」はそれで?
- おじ
- はぁっ??
- 真理子
- こういうような人のこと。
- おがっち
- あっ、なるほど。
- おじ
- はぁ~っ??うまいねぇ~松。
- おがっち
- はっはっはぁ~、やっぱ付けとる、最後に松。ぜひ、みなさんも最後に松を付けてみて、盛り上がってください。
- 真理子
- なんで「ぜひ」とか。それはいいですので。
- おがっち
- ということで、それじゃ、リピート・アフター・ミー、オーケー?
- おじ
- オッケー!!
- おがっち
- 「ひょうげまつ」
- おじ
- 「ひょうげっまぁ~つ」
- 真理子
- なんで英語なまりなのぉ!?
- おじ
- はぁっ!?
- おがっち
- 普通に言ってくれん?「ひょうげまつ」
- おじ
- 「ひょうげまつ」
- 真理子
- 「ひょうげまつ」
- おがっち
- 声が震えとる...。
- 真理子
- ごめん、ごめん、ごめん...。
- おがっち
- ということで、それではまたお会いしましょう。
- おじ
- 「ひょうげ松子の一生」
- おがっち
- 「嫌われ松子」
- おがっち
- ぜんぜんまいこはWillさんいんの提供でお送りいたしました。
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