vol.6 「あばかん」編
2010年4月30日
第6回の放送は、あばかん話をお送りします。
vol.6 「あばかん」編 テキスト
- おがっち
- 「ぜんぜんまいこぉ~」
ごきげんよう、おがっちです。今日は松江市寺町にありますWillさんいんスタジオからお送りします。
出演は私おがっちと、毎度おなじみ安来のおじ、浜田真理子の三人でお送りします。今日のお題は、出雲地方の言葉で「あばかん」。
「あばかん」...かなわないとか処理に困ると言う意味ですね。
それでは「ぜんぜんまいこ」スタートです! - おがっち
- さっ、今日は「あばかん」です。
- 浜田真理子(以下、真理子)
- はいっ。ふふふふふ。
- 安来のおじ(以下、おじ)
- はぁっ、「あばかん」ね。
- おがっち
- 「あばかん」話をしてください。
- おじ
- 「あばかん」こと、よ~あ~よ。
- おがっち
- 処理に困ること。
- 真理子
- 「あばかん」ね~。
- おじ
- 処理に困ること...
- おがっち
- もう、忙して「あばかん」わぁ~、もう!みたいな。忙してかなわんわぁ~!
♪わてほんまによいわんわぁ~みたいな。 - 真理子
- ふふふふふっ。懐かしいですね。
- おがっち
- ねっ。そんな感じで「あばかん」わみたいな。
- おじ
- ふんっ、「あばかん」...
- 真理子
- 「あばかん」わね~。眠くて、眠(ね)んたて「あばかん」っていうのがだいたい...。
- おがっち
- おっかおっかする=眠くてかなわない。
- おじ
- ふんっ、「あばかん」...何の意味だったかいね?
- おがっち
- はいっ。かなわないとか、処理に困るとか。
あの~、暑くてかなわない=暑て「あばかん」わぁ~とか。 - おじ
- だけん、まいったな~ってやな。
- おがっち
- まいったな~的ニュアンスですね、もう。
- 真理子
- そうだね~。
- おがっち
- かなわないわ~みたいな。「あばかん」はもう!あばきがつかんわ~!
- おじ
- それでいったらね、小学校のときにね、
- おがっち
- またでた!小学校の話。
- 真理子
- でたでた^^
- おじ
- あの~、親戚のおっつぁんからね、
- おがっち
- 親戚のおじさんが
- おじ
- 犬、預かっちょってね。
- おがっち
- 犬を預かった。
- おじ
- もう、大っきい犬君ですわ。
- おがっち
- うんうん、大きい犬=大人の犬。
- おじ
- そうで、外でかっちょってね
- おがっち
- はいはい。
- おじ
- そげしたら、あの~、なかなか内の家の人間には慣れてくれんで...
- おがっち
- なかなか、なつかない。
- おじ
- こぉ~は、あの~ポチという名前だったけど、
- おがっち
- ありがちな、ポチ。
- おじ
- ホントだよ!!
- 真理子
- 日本の犬ってこと?種類。
- おじ
- ふんっ!
- おがっち
- ポチが、なつかんで。
- おじ
- そうで、ポチがいっつも怒っちょったに。
- おがっち
- まぁね~、知らんとこに預けられて、怒っちょらいたわね、ポチさんも。
- 真理子
- ^^ポチさんも。
- おじ
- 餌をやるときにも、なかなか近寄るのが大変だった。
- 真理子
- へぇ~。
- おがっち
- あ~、警戒しているわけですね、ポチが。
- おじ
- そげしたら、あなた。
ある日小学校のね、あの休憩時間にね、みんなで滑り台して遊んじょったらね、 - 真理子
- ...かわいい。
- おじ
- そげしたら、向こうから犬がやって来うがね!
- おがっち
- 小学校に!?
- 真理子
- それが?それが??
- おがっち
- 校庭に!?
- おじ
- いや、そうで、みんな、あの~「うわぁ、何だお前。いっ犬が現れたぞ!」
- おがっち
- 犬が現れたぁ!
- おじ
- 「みんな気をつけろ!」なんて。
- おがっち・真理子
- うんっ。
- おじ
- そのワン君は「ワンワンワンワン」って怒った状態になっちょって。
- 真理子
- なんだね!?
- おがっち
- のぼせちょらいた。
- おじ
- そうで、滑り台の上から見たら「あら内の犬だねかや?」
- おがっち
- ポチだねかや?
- おじ
- ポチが鎖を破って、
- おがっち
- あらっ、抜け出したぁ!!
- 真理子
- 怖っ!
- おじ
- 小学校まで遊びに来ちょってね。
- 真理子
- あ~あ~あぁ、ホントは好きだったとか?
- おじ
- いや、分からんけど...。
- おがっち
- なんで小学校に来た??
- 真理子
- 近い?
- おじ
- いんや!あの~...
- おがっち
- なして小学校?匂いを?
- おじ
- 700メートルくらいあ~よ。
- 真理子
- 近いがん!
- おがっち
- 匂いを追って行っただ~かねぇ?
- 真理子
- じゃないの?
- おじ
- そげかもしれん、今考え~と。臭かっただ~か?小学校で足が臭かったかもしれん。
- 真理子
- ふふふふふ、強烈で^^
- おがっち
- その匂いをたどって来られたわね。ポチは。
- おじ
- そ~で、その滑り台の上から、私のところに近づいてきて、
- おがっち
- ポチが近づいてきて、
- おじ
- みんな怖がって、もう滑り台の上にあがっちょったわね。
- おがっち
- のぼせて「ワンワン」言っちょらいでしょ、ポチが。
- 真理子
- あるある、子どもがいっぱい。
- おじ
- あっ、よう見たら、あれは内の犬だけん。私、ちょっと自慢的な感じになって。
- おがっち・真理子
- うんうん。
- おじ
- みんなが怖がっちょ~のに「それは内の犬だけん、僕は大丈夫だわ」なんて言って。「おし、そんならおらが何とかしちゃ~」なんて言って。
- おがっち
- 俺がなんとかすると!...おらが。
- おじ
- 滑り台の下に降りて、
- おがっち
- 小学生で、おら^^
- おじ
- 「よし、ポチ、ポチ!」なんて言ったら...
- おがっち
- うんっ。
- おじ
- 「バクっ!!!!!」なんつって。
...噛まれたわ。 - おがっち
- あははははっ。
- 真理子
- うっそぉ~~~!
- おじ
- ホントに!ホントに手をバク!!
- おがっち
- 飼い犬に、臨時飼い犬に^^
- 真理子
- じゃあぁ~、噛みに来たんだわ!
- おじ
- はぁ~~~!?お前、何のこと言っちょ~かや。
- 真理子
- 学校に追いかけて。
- おがっち
- 追いかけて。
- おじ
- しかもね、だいたい犬君というのはね...、だいたいよく匂いを確認す~けん。
- おがっち
- 確認する、確認する。
- おじ
- 大抵他の犬がお~とケツをにおうですが?。確認す~ために。
- 真理子
- そういうことは知らんけど...。
- おじ
- そ~で、匂い方の基本としてね、最初あの...このマイクを使って、私がちょっと犬のマネをしてみ~と。
- 真理子
- ふふふふふっ。
- おじ
- 普通、犬が、もひとつ犬が来たときに、ケツをあの匂うときに...
- 真理子
- うっ、うん。
- おじ
- すん・すん・すん...。
- おがっち
- 今、マイクをにおっておられます。
- おじ
- いや、ちょっとちょっと、黙っちょいて。今、犬のモノマネを...
- おがっち
- 実況中継さんと、聴いちょられ~人が。
- おじ
- いや、いいけん!!黙っちょいて。犬はね、こういう風に
すん・すん・すん...、すぅんっ! - おじ
- 分かった?
- 真理子
- あぁ、最後!?
- おじ
- 最後必ず、吸い込んだ後に「すぅんっ!」
- おがっち
- 出すよね!!
- 真理子
- それ出してんの?
- おじ
- 吐き捨てる。
- おがっち
- 吐き捨てる、吐き捨てる!
- 真理子
- あっ、そうなんだぁ、なんで?
- おがっち
- やっぱ、吸ったもんは出さんといけんだないかね...
- 真理子
- 吸いすぎて??
- おじ
- だぶん、ケツが臭いと思う。
- 真理子
- ふふふふふっ。いや、違う。
- おじ
- やっ、まっ、そ~で!
- おがっち
- 何におってもそうだよ!
- おじ
- 普通匂いを確認す~けど、さんこともさずに、
- おがっち
- ポチは。
- おじ
- 噛まれた。
- 真理子
- ふふふふふっ。だけん、噛みに来たんだわね!
- おじ
- なんでだやっ!
- 真理子
- それが目的で、学校に来た。
- おじ
- マッジィ~~~!!!!!恐ろしいポチだ。
- 真理子
- もう、あいつの匂いはがまんならんって。
- おがっち
- 噛んじゃて~って^^
- おじ
- カンジャレエイトか!?
- おがっち
- あははははっ。
- 真理子
- ...いいけん^^
- おがっち
- また50メートルぐらい離れた。
- おじ
- まぁ、しゃんことだわ。
- おがっち
- それでは、リピート・アフター・ミィー、オーケー?
「あばかん」 - おじ
- 「あばかん」
- 真理子
- 「あばかん」
- おがっち
- 「あばかん」ねっということで、何が「あばかん」話だったかいね?...犬の話^^
- おじ
- 運命背負い、あばかんダルィ~!
- おがっち
- イスカンダルだろっ!^^
- おがっち
- ぜんぜんまいこはWillさんいんの提供でお送りいたしました。
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